【家庭で実施】STEM(ステム)教育方法|人生を変える論理的な話し方
子どもの頃「わかりにくいよ」と言われたことはありませんか。
そんな時、「もう自分さえ分かっていれば、それでいい・・・」と気がなえますよね。
しかし、自分の考えを相手に伝えなければ、何も考えていないことと同じです。
子どもが、社会に出れば、報告や会議、プレゼン等で説明が必要となる場面は多くなるでしょう。
その時必要なのが、「その人の考えた内容を相手が理解できる」論理的な話し方のことです。
そこで現在、「自ら表現して問題を解決していく能力」を育成するSTEM教育が、世界各国で注目されています。
論理的に話をすることができれば、上司や先輩から「説明がわかりやすい」と一目置かれるようになります。
新しい教育ですが、日常の家庭生活の中にも、STEM教育につながる場面はたくさんあります。
この記事では、家庭でできる様々なSTEM教育をご紹介しますね。
-Contents-
なぜSTEM教育が必要なのか?
新しい時代を生きていくためには、「自ら表現して問題を解決していく能力」が必要になってきます。
それでは、なぜ、こんなにもSTEM教育が注目されているのでしょうか?
多くの人が「なぜか伝わらないのか?」と悩んでいる中で、一人で原因を考えていたら時間が勿体ないですよね。
次の「話しの3本柱」が理解できていないからでしょう。
- 結論:話のゴール(何が言いたいのか)
- 理由を説明する:結論までの理由(なぜそうなるのか)
- 理由の過程を整理する:複雑な理由の論理(ロジック)
このように、新しい時代を生きていくためには、論理的な話し方が必要になってきます。
同じ悩みを持っている人が多いということは、教育的な問題があるという言わざるを得ません。
それが、今回の文部科学省が学習指導要領では「生きる力」として、「受け身の教育から能動的な学び」へと変換を示したものです。
そこで、新たな価値を生み出す人材を育てるために、いまSTEM教育が世界全体でどんどん取り入れられています。
これが、「自ら表現して問題を解決していく能力」を鍛えて「生きる力」を磨くのがSTEM教育なのです。
「人生を変える論理的な話し方」とは?
「何をどのように伝えたらいいのか・・・?」と悩んでいる方の多くは、幼い頃に人前でプレゼンなどの説明を行った経験が少ないのではないでしょうか。
そのため、次のいずれかの問題点に気付かず、自分がアピールしたいことを確実に相手に理解してもらない、何も改善できない状況ではないですか?
- 情報が膨大でまとまっていない内容
- 結論が分からない
- 相手が知りたいことが整理できていない
- 話が長い
これでは、論点があやふやなまま話を進めてしまい、自分の要望を相手に伝わりませんね。
話の核をとらえて、きちんと伝わるための話の構造を考えなければなりません。
たとえば、プレゼンをするとき、
- 話の目的を明確にする
- 話の順序を決める
- 順序ごとの内容に、踏み込む
- 話全体のつながりを確認する
- 事前に質問を想像しておき、回答資料を用意しておく
このように、論理的な話し方を身に付けることで、多くの人を納得させることができるようになります。
これは、自ら表現して問題を解決していける人材へと成長し、STEM財産をとなります。
子どものSTEM教育は、親と共に育むものです。一緒に楽しみながら、生きていくための方法として、ぜひSTEMな生き方を始めてみよう。
次の記事でも、ご家庭で簡単に出来るSTEM教育方法を記述していますので、どうぞご参考にしてください。
科学的、数学的な思考を鍛える方法
世の中には、科学的・数学的に捉えないと解決できないことが沢山あります。
ただ、科学と数学だけを学べばイイということではなく、日常生活や世の中の問題と組み合わせて解決策を考えることが大事になってきます。
記事内の記事の方法も併せてお試しください。
「知っている知識量」ではなく「新たな価値を生み出す能力」
「AIやロボットに仕事が奪われる」といった話を聞いたことがありませんか。
そんな世の中になった時に必要な、“新たな価値を生み出せる”能力です。
新たな価値を生み出せる創造的な能力だけを身に付ければイイということではなく、日常生活や世の中の問題と組み合わせてSTEM力を身に付けることが大事になってきます。
記事内の記事の方法も併せてお試しください。
答えを決めるのは自分自身
多様化している世の中で「どのように生きるか」を決めることは、人生で最大の難題ですね。
新しい社会(society5.0)で生きる皆さんは、多くの価値観を理解しなければ生きていくことは出来ません!
多くの問題の中から一つの答えを決断する能力が重要になってきます。
記事内の記事の方法も併せてお試しください。
知識を増やす「言葉遊びゲーム」
子どもの身の周りの単語や考え方の興味を広げることは、横断的にSTEM能力を活用するために大切です。
ご家庭に限らず、どこでも気軽に楽しめるのが「言葉遊びゲーム」です。
好奇心旺盛な幼少期〜小学生のうちに身に付ける方法になります。
言葉遊びといえば、「しりとり」ですよね。
ここでは、同様の言葉遊びゲームで「仲間集めゲーム」というものを紹介します。
- 条件として、頭文字を1文字だけ決める。
- 順に条件に沿った言葉を言い合っていく。
例:条件「か」→かい(貝)、かき(柿)、かぐ(家具)、かぜ(風)・・・ - 言葉が思いつかない人、同じ言葉を言ってしまった人が負け。
ルールも簡単で、言葉遊びをする子どもにもおすすめのゲームです。
慣れてきたら、条件を変えて「頭文字が“か”、“野菜”」の二つの条件を満たす単語のみなど、色々とアレンジすることで難易度を上げることができます。
例:条件「か」、「野菜」→かぼちゃ(カボチャ)、かりふらわー(カリフラワー)、かいわれだいこん(かいわれ大根)・・・
難易度を上げると、年齢関係なく大人でも遊ぶことができるので、家族や友達など大勢で楽しめるゲームになります。
語彙力を伸ばすだけでなく、「なぜカリフラワーって野菜なのかな?」「かいわれ大根って、普通の大根となにがちがうのかな?」など、言葉に興味を持ち考えるキッカケになります。
小学校では小学3年生から理科と社会が始まり、急な専門科目で覚えることが増えてしまい、勉強に苦手意識を持ってしまう子どもが多くいます。
このような事態を防ぐためにも、早いうちから様々な単語(ものごと)に興味を持たせたいですね。
ピタンゴ (頭のよくなるゲーム) 新書
ルールはしりとりと同じで、名詞(ゴリラなど)の上に指示された形容詞(美しい、強いなど)を付けて遊ぶゲームです。他にも連想ゲームなど色々な遊び方ができて、大人でも夢中になって楽しめます。
オススメ度 ★★★★★(4.6)
日常の会話を「具体的に話す」
会話は、伝え方で結果が変わります。
日常の会話中の「抽象的な言葉」を意識して「具体的な言葉」に変えることが、論理的思考のトレーニングになります。
話し方を変えるポイントは、次の3つの点にあります。
- 明確な主語がある
- 語尾まで話す
- 数字・事実がある
たとえば、
- 主語:「体を休めています」
→「パパが、体を休めています」 - 語尾:「パパが、体を休めています」
→「パパが、入院しています」 - 数字・事実:「パパが、入院しています」
→「パパが、明日の12時まで、睡眠負債で入院しています」
と、具体的に話すことで、どのような状況なのか相手に明確に伝えることができます。
家庭での日常の会話でも、この3点をちょっとだけ意識してみましょう。
たったこれだけで、自分の考えを明確に相手に伝えることができる人になれます。「伝える技術」を持てれば充実した人生が送れます。
伝え方が9割 単行本
大人向けの本かもしれませんが、30分~1時間で読み切ってしまう読みやすいおススメの本です。
スグに使える7つの技を教えてくれて、人生を変えてくれる本になると思います。 いつも持ち歩くこともできますので、ふとした時にいつでも読み返せます。
オススメ度 ★★★★★(4.6)
「ショートストーリー作り」で論理的思考力を鍛える
STEM教育で重要とされる論理的思考力とは、「筋道を立てて説明する力」のことです。
論理的思考力アップのための遊びとして「ショートストーリー作り」が有効です。
1.子どもに話しをさせる
まず、子どもに自由気ままに話しをさせてください。
もし、何も話しが思い浮かばない様子であれば、こちらから話しのキッカケを与えてください。
たとえば、
「竜宮城の乙姫様は、本当に恩返しをしたのかな?」
「ウサギとカメの本当の教訓は何なのかな?」
などの話題をふることで、子どもも話しやすくなります。
2.「明確性」と「妥当性」のトレーニング
子どもが考えた話しに、5W1H(When、Where、Who、What、Why、How)をもとに質問を投げかけてみましょう。
たとえば、
「どうしてそう考えたの?」
「それで次はどうなったの?」
など、と話しを引き出していくことで、「明確性」と「妥当性」のある話しをするトレーニングをすることができます。
しかし、「考える」というのは、想像以上に疲れる行為なため、まずは「1分程度のショートストーリー」を一つ作るところから始めた方がいいでしょう。
きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム
画期的なゲームです!
6才以上の子どもには、本当にオススメのゲームです。 あまり感情を表に出さない子どもも、私が私が!と自分から喋りたくなるゲームです。
オススメ度 ★★★★★(4.9)
まとめ(家庭でできるSTEM教育)
STEM分野での現象には、必ずロジック(論理)があります。
子どもが、社会に出れば、報告や会議、プレゼン等で説明が必要となる場面は多くなります。
社会では、科学現象の「なぜ・どうして?」という理屈を相手に理解してもらえなければ、新たな技術を開発することもできませんし、技術を使いこなすこともできません。
STEM教育では、「自ら表現して問題を解決していく能力」できる人材を育成することが目標とされています。
その時必要なのが、論理的な話し方になります。
つまり、論理的思考力がなければ、これからのSociety5.0の時代で生きていくために必要な能力ということになります。
この記事をここまで読んで頂きありがとうございました。
最後に、21世紀を造ってゆく皆様へ、野村克也氏の言葉を送らせてください!
「言葉を身に付けよ!」
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