プログラミングを習得する年齢は関係ない!【年齢制限の疑問】

プログラミングを勉強したいけれども、

何歳から本格的にプログラミングを勉強すれば良いのか?

何歳までなら未経験からプログラマーになれるのだろうか?

などの色々な疑問があふれ、今後のキャリアプランに迷われている方も多いのではないでしょうか。

いまの時代、さまざまな説や情報が右往左往してしまいます。

まず、結論をいいますと、

  • プログラミング知識を習得するのに年齢は関係ない
  • 40代以降は、就職・転職の門扉は狭い。
年齢プログラミングスキル習得就職・転職
40代以降ほぼ×
10~20代

40代から、いや定年退職後でもプログラミングは習得できます。

『プログラミングをやってみたい』と思った時が始めるタイミングです。

プログラマーとして活躍していくための手法について解説していきます。

私が設計プロジェクトリーダーとして、これまで社内外の100人以上のプログラマーを採用してきた観点で書いた記事ですので、信頼性は高いと思います。

プログラミングを学ぶのに年齢は関係あるの?

お年寄り人形の画像

プログラミングを始めるのに年齢は関係ありません。

実際に、80代からプログラミングスキル習得した方もいらっしゃいます。

有名な80代の日本人プログラマーをご存知でしょうか。

若宮正子さんという方です。

若宮さんは、2017年に米アップルが開催する世界開発者会議「WWDC 2017」で世界最高齢の女性開発者として特別招待されています。

これだけ聞くと、どうせ、若い時からパソコンでバリバリ開発をしていたスペシャリストなのでしょう? と思いますよね。

実は、若宮さんは若い時は「銀行員として働いていた普通の人」です。

若宮さんがプログラミングの学習を始めたのは、81歳!

ちなみに、続けられたコツは「楽しみながら取り組んだから」だそう。 退職後から勉強しても早いくらいなのです。

未経験者プログラマーが就職・転職できるのは30代前半まで

悩んでいる30代男性の画像

30代前半までが、未経験プログラマーとして就職・転職できる年代と考えても過言ではありません。

とはいえ、年齢制限はありませんので実際には40代以降からでもプログラマーは目指せます。

企業側の本心は次の2つです。

  • 将来が期待できる若い世代に教育費を掛けたい
  • プログラミングの即戦力になる人材が欲しい

そのため、企業は30代後半~40代以降になると、未経験者プログラマーの方は、正社員で雇用することを拒まれ始めるでしょう。

また、企業側は、年齢によって求める職種が変わってくるという、理由もあります。

企業側からすれば、40代以降になればプロジェクトリーダーとして管理職としての活躍を期待しています。

そのため、30代後半になると、IT業界が未経験の方は、どんなにプログラミング力があっても正社員としての就職・転職が難しいのが現状です。

参考:雇用を取り巻く環境と諸課題について(厚生労働省職業安定局)

年齢が40代以降の方には魅力は、無いのでしょうか?

単に、若ければ良いというものではありません。

40代以降の方であればコミュニケーション能力や主体性の高い人も多いので、その強みを活かすことで企業に勤めるエンジニアとして活躍できる可能性はあります。

企業が求めるものは、プロジェクト内での戦力です。

アドバイスをしている女性の画像

さて、ここで質問します。

プログラマーでも、

エンジニアとコーダーと呼ばれ方の違いは、何でしょうか?

絶対に勘違いしてはいけないのは、エンジニアは一人でPCに向かってカタカタ行うPCイジリではないことです!

逆に、言われたことをやるのがコーダーですね。

このコーダーは、プログラミング教育が必須化し小学生でもできるようになるでしょう。

仕事で求められるのは、「企画」から「設計」の工程を見直して、改善案を自らチームに提示できる方こそが、エンジニアのレベルなのです。

具体的には、

  • コミュニケーション能力:論理的に、謙虚さをもって説明する能力
  • 主体性:意欲をもって改善案を検討し、チームの中に積極性入ってくる姿勢

が求められます。 これこそが、人生経験を積んだ40代以降の方の「強み」です。

プログラマーが35歳で定年説の4つの理由

かつて、「プログラマー35歳定年説」など言われていましたが、本当のところは年齢が関係するのでしょうか?

一般企業では60~65歳が定年を向える中で、プログラマーは35歳で定年を向えてしまうのでしょうか。

一般のサラリーマンは、35歳といえば働き盛りの世代です。

まるでスポーツ選手のような話しですね。

プログラミング業界というものは、若くないと通用しない世界なのでしょうか?

このような定説を聞くと、これからプログラマーへの進路を考えている方に不安をあたえてしまいますね。

安心してください!

嘘です!!

落ち込んでいる30代男性の画像

しかし、火の無い所に煙は立たぬというように、

このような都市伝説があるのにも、なにか事情があるかもしれません。

  • 年功序列によるコスト問題
  • マネジメント継承問題
  • 体力的問題
  • 最新技術習得に必要な学習能力低下問題

次に、この4つ裏事情を説明させていただきます。

特に、これからプログラマーを目指す皆さんは、理解していてくださいね。

年功序列によるコスト問題

日本企業の多くは、年功序列の給与体制をとっている企業が多くあります。

そのため、簡単なプログラミング業務はベテランのプログラマーより、若手のプログラマーに任せた方がコスト安ということです。

前項で説明したエンジニアレベルになった方に、コーダー業務をしてもらうのは、コストに似合っていないということです。

マネジメント継承問題

企業は、30代になってくると、技術支援ができるリーダーとして管理職の活躍を期待しています。

プログラマーの後身の育成は社会でも非常に重要な問題です。

リーダーシップや相手への共感力、説明力・指導力など、いわゆるヒューマンスキルも重要になってきます。

さらに、コーダー業務は、プログラマー人材育成としても、上下の工程(要件定義、設計、テスト、運用)・マニュアル作成・想定外のエラーと直面・本番環境での動作や運用など、その他多くを経験できる最適な機会です。

そのこともあり、なるべく若手にプログラミングの経験させるようにしています。

そのような問題から、35歳付近が定年というよりは組織の中の立場として第一線から退いていく人が多い年齢であるということは言えます。

体力的問題

プログラマーは、体力的にも精神的にも、耐えられる若い方がいいと考えられています。

現実問題として、プログラマーという職業は過酷です。

プログラミング業務は毎日徹夜が続くようなことは普通です。

そうすると、若く体力のあるうちは耐えることができるかもしれませんが、年齢を重ねて体力が低下してくると、こういった無茶な生活には耐えられないでしょう。

もちろん体力には個人差がありますが、若いころの体力づくりの差が顕著に表れてくるのが35歳付近ではないでしょうか。

プログラマーが体力的にも精神的にも厳しいので、激務に耐えるには若い方がいいという考えがあるのも現実です。

最新技術習得に必要な学習能力の低下問題

プログラミングの世界は日々進化しています。

その中で、プログラマーは常に最新技術を追い続けていかなければいけません。

30代後半から、プログラミングの進化の最新技術への対応能力が難しくなるのではないかと思われていました。

とはいえ、プログラマーに1番大切な「物事を論理的に道筋立てて考える論理的思考能力創造性など」はむしろ年齢と共に上昇します。

しかし、最近の脳科学の研究成果によると、35歳を超えての学習能力低下は認められていませんでした。

そのため、プログラマーは、35歳以降でも十分に最新技術への対応できるということです。

つまり、年齢を重ねても、常に新しい知識を取り入れつつ経験を積んでいるベテランほど専門性が高められると思えます。

プログラミングを学び、フリーランスを目指すステップ

「プログラミングの良いところ」は年齢が関係ないことです。

例え40代以上の未経験からプログラミング習得し、プログラマーになるとい選択肢もあります。

また、40代以上だけでなく、プログラミングスキル習得した方みんながプログラマーを目指す方法があるのです。

転職するのは難しいかもしれませんが、副業やフリーランスで働く事に年齢は関係しません。

未経験からでもプログラミング業務の案件を継続して獲得できれば、フリーランスプログラマーとして活躍できるようになれます。

プリ―ランスで仕事をしている男性の画像

とはいえ、なにをしたらいいのか分かりませんよね。

基本的には、2ステップの方法を意識することです。

  1. スキルを身に付ける
  2. 仕事を受注する もうちょっと具体的に説明していきますね。

1.スキルを身に付ける

プログラミングを生業とする以上は、まず、受注した仕事を納品できるスキルを身に付けることが不可欠になります。

未経験者に学習をおススメするのは、HTMLやJavaScriptなどWeb系のプログラミング言語が定番です。

また、PHPも扱えるプログラマーが比較的少ないため、稼ぎやすいプログラミング言語です。

独学以上に、プログラミングスクールなどを利用してスキルを身に付ける方が、効率は良いでしょう。

初心者向けで、おススメのプログラミングスクールは、以下の2校です。

両校とも、初心者向けとしての受講できるプログラミング内容は充実している上に、オンラインで受講できるため年齢を気にする必要がないことです。

1位 CodeCamp

マンツーマン指導で習得度に合わせたマンツーマン指導を行います。

対象年齢制限なし
言語・スキルRuby・JavaScript・PHP・Python・Java 他
受講期間2ヵ月・4ヵ月・6ヵ月
料金入学金30,000円/受講料148,000円〜698,000円
対応時間毎日朝7時~23時40分まで(年中無休)
受講スタイルオンライン・習得度に合わせたマンツーマン指導
受講スタイルスクール(教室)オンライン完結
公式サイト
無料体験あり

自分のスケジュールに合わせて受講することが可能ですので、初心者でも仕事や学業と両立しながらプログラミングスキルを磨けます。
プログラミング・Webデザイン・ITリテラシーの習得など、目的に応じて学べる実践的なカリキュラムになっています。

2位 TechAcademy

選ばれたメンターから最適なサポートが可能です。

対象年齢制限なし
言語・スキルRuby・JavaScript・PHP・Python・Java 他
受講期間4週間〜24週間
料金入学金:0円/受講料:159,000円〜
対応時間毎日15時〜23時
受講スタイルオンライン・厳選されたメンターとのチャットサポート・週2回メンタリング
受講スタイルスクール(教室)オンライン完結
公式サイト
1週間無料体験あり

Webアプリケーションからデザイン、マネジメントまで多彩なコースが用意されています。 RubyやPHP、Java、WEBデザイン、スマホアプリ開発、AI(人工知能)開発など、20以上の豊富なコースの幅広い学習ニーズに対応しています。

2.仕事を受注する

プログラミングスキルを身に付けたら、仕事を受注します。

未経験からいきなりフリーランスになるよりも、まずは副業として働き始めることをおススメします。

しかし、個人で働き始めるにあたって、最初に壁となるのが仕事がないという事ですよね。

全くの初心者で、いきなり仕事を受注してもらうのは難しいでしょう。

しかし、最近では副業やフリーランス向けのインターネットサイトがありますので、そちらを活用すると良いと思います。

初心者でも安心して利用できるものとして、次の2社が挙げられます。

 日本最大大手のクラウドソーシングサービスです。
ライティング、プログラミング、デザイン、ロゴ作成から、簡単なタスクまでさまざまな案件があります。

 独学でプログラミングの案件を受託しても、お客さんがリテラシーの高い方が多いため、お仕事がやりやすくなっています。

 仕事をする前に、発注主の評価などをみれますので、安心感を持って仕事ができます。
プログラミング初心者で最初に案件を取るのに、おススメです。
割と最近できたクラウドソーシングサイトです。

クラウドワークスと異なるのは、自分の得意なスキルに値段を付けて売ることができるプラットフォームという点です。
そのため、
・スキルを出品者として販売する
 (自分ができることを販売する)
・リクエストボードにある案件から、案件を応募する
 (企業側、個人側など仕事を発注しているところから受注する方法)
ということができます。

最初は、出来る案件から少しずつでも行ってください。

案件を満たして行くと実績に変わり、少しずつ評価されて仕事を取りやすくなっていきます。

まとめ

プログラミングを学びはじめる年齢について記載しました。

40代以上になる年齢の方には少し耳の痛い内容になったかもしれませんね。

ただ、就職・転職だけが、プログラマーになる道ではないということをご理解いただけましたでしょうか。

すでに、プログラミング業界は裁量制を取り入れている企業が多くあります。

さらに、2020年のコロナショックで働き方が大きく変わり、業種に関係なく、仕事の時間よりも内容が重視されるようになりました。

これからは、会社に監視されて働くのではなく、自分のスキルをアピールして働くことが求められています。

プログラミングは、何歳からでも習得できるのです。

年齢を気にせず、未経験でもプログラミングスキルを身に付けて、前には進みましょう。

この記事を最後まで読んでくれて有難うございました。







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